アンタイトル(仮)

アラサー独身アラシックの思うこと。

二宮和也は誰よりも嵐を愛していると思っていた

二宮和也

その名前を聞くと何をイメージするだろう。

ゲーム、芝居、器用、作詞作曲、頭の回転、マジック、ツッコミ、ギター、空気を読む。そして嵐愛。

彼は「嵐に還元できない仕事はやらない」と言ってきた。『硫黄島からの手紙』の会見のときも「俳優ではなく、日本では歌って踊っているし、5人でグループ活動をしている」と記者にアイドルであることを伝えた。

彼は嵐を愛し、自分はアイドルだと何度も言ってきた。その言葉通り、彼は大野くんが嵐を辞めたいと言ったときも「続けられないか」と言ったという。彼は5人である嵐にこだわり、嵐というグループを続けることを望んだ。

そんな彼が2019年11月12日に結婚を発表した。11月3日に嵐デビュー20周年を祝ったばかりだ。

結婚に関してはファンの中ではいろんな意見があると思うが、私は「なんで今なの?」というのが一番にきた。

現在は20周年ツアー真っ最中で、明日には札幌公演が控えている。SNSは解禁されたばかりで、ファンとの距離も少し近くなった。11月9日には天皇皇后の前で歌う大役を果たした。JET STORMではアジアでの人気ぶりを改めて実感した。

そんなお祝いムードで盛り上がっていたときに、結婚報告?もちろん普通は結婚と言われれば、めでたいことである。だけどアイドルとファンという関係ではとてもややこしい問題なのだ。

アイドルのことをどう見てるかは人それぞれだが、私にとっては前回の記事でも述べた通り、ミッキーと同じなのである。

"素の部分は見たくない"

だが今回、結婚ということで彼の素の部分を突きつけられた。もちろんそれはファンの勝手な考えだということは重々承知している。

だけど、私はファンとして夢を買ってきたのだ。アイドルである彼に自分の生活を明るくしてもらうために。それが嵐が活動休止に入るまでに、一つ明かりが消されてしまった。

彼はファンのことを考えていてくれるかと思っていた。だけどこれっぽっちも考えていなかった。もし考えていたなら、このタイミングではなかっただろう。そして、嵐のことも考えていたなら尚更今ではなかったはずだ。

アイドルの場合結婚となれば、やはりマイナス面が出てくる。仕事にも影響してくるだろう。他のメンバーに還元するためにソロの仕事をしていたはずだけれどもプライベートは別ということだろうか?彼の嵐への想いというのはなんだったのだろう。

今年の初めに活動休止を発表し、悲しい寂しい気持ちがある中での20周年。だけど展覧会や数々の歌番組、会報など、いつも以上に楽しませてくれた。だけどだんだんと近づいてくる休止期間。そんなごちゃまぜの感情の時に、言わば追い打ちである。

休止に入る最後までファンを楽しませてくれるのであれば、結婚報告はこのタイミングではなかったはずだ。

 

彼は、本当に嵐を愛しているのだろうか?

 

こんなことを言っているが、彼が嫌いなわけでも嫌いになったわけでもない。今までと同じようにこれからも彼が好きだし、追いかける。

だからこそ、悔しいのだ。彼をわかっていたつもりになっていたことが。

結婚が報告される少し前にネット上で話題になっていたときも「またデマでしょ?二宮くんに限って今このタイミングで報告しないから」と鷹を括っていた。だけど、それが現実となってしまった。

彼のことを何にもわかっていなかった。それがたまらなく悔しいのだ。

今この時期に発表したのはいろいろと考えてのことだとは思う。それが多くのファンを悲しませることであることもわかっていたと思う。だけど今を選んだのは、やっぱり彼女が最優先だったからだろう。彼もやはり一人の男性であったのだ。

私は嵐の出てるCMの商品を買うようにしてるが、前に友人に「そこまで?すごいね」と言われた時に冗談で「貢献することで、それが嵐のお給料になって、そのお金で美味しいもの食べてもらって、彼らの血となり肉となれば嬉しい」と言ったことがある。だけど、もう彼だけではなく、彼女へもそれが行ってしまう。

私は好きな男には貢ぎたいが、好きな男の好きな女にまで貢ぎたいほど熱心なファンではない。なので、今後はコンサートなどの自分が「楽しい」と思えることだけにお金を落としていきたいと思う。

それが私にできる、彼への小さな逆襲である。

嵐が20周年を迎えたら結婚しようと決めた日

嫌でも入ってくる自担の熱愛報道。知りたくないならインターネットと切り離した生活をすればいいんだけど、それはできないこのご時世。もちろんどこまでが嘘か本当かわからない。だけど私はその記事で、少なくとも心を乱された一人だ。

 

私は嵐5人が仲良くしているのを見ているのが好きなタイプ、いわゆる見守りポジションなのですが、担当はいます。

"何でもこなすつまり器用" *1 な人。

そう二宮くんですね。

 

アイドルだって人間ということは言われなくたってわかってるし、自担以外のメンバーの熱愛報道が出てもわりと私は冷静である。(実際結婚となったらやっぱり嫌だが)

なんなら、他のジャニーズグループの人なら「おめでとう。良かったね」とさえ思う。(私は嵐の他に2つFCに入っている)

 

私は自担の結婚というのが嫌なのではない。自担が結婚して誰かの夫になることが嫌なのではない。結婚することによって、"彼も人なんだな"と思わされるのが嫌なのだ。

 

先にも述べたが、アイドルだって人間であることは重々承知している。だけど、私にとってはミッキーと同じなのである。

 

着ぐるみの中が人間であることはわかってはいるが、ミッキーは"ミッキー"という存在なのだ。それはディズニーランドの外でも中でも。

 

それと同じ感覚で、私にとって二宮くんは"二宮和也"というアイドルなのだ。

 

ミッキーだって着ぐるみ脱いだら、「暑くてやってられない」とか愚痴のひとつやふたつ言ってるかもしれない。だけど、ファンやお客様にそれを見せなければいいと思っている。二宮くんだってファンの前でアウトな発言をしたり、アウトな行動をしたわけではない。

 

だって彼は完璧な"アイドル・二宮和也"だから。

 

だけど、もうちょっとうまくやれなかったの?というのが8月8日発売の週刊誌の件。キャップをかぶっただけの身なりで、空港内を別々に歩いたとしても、車に荷物入れてる2ショットのところをばっちり撮られて。

 

脇が甘すぎるんだよ、と言いたくなる。

 

飛行機降りたらもうそこからは別行動で家まで帰るとか、もっと慎重になるなら別の便の飛行機で帰ってくるとか。あらゆる手段を使えたはず。

 

でも、あの二宮くんがそんなヘマをするか?というのが皆様も疑問に感じてるところだと思う。

 

こんな一般ピーポーが考えつくことを、あの二宮くんが考えないとは思えない。VS嵐スペシャルで「ゲストにありがとうをいっぱい言わせた人が勝ち」というゲーム *2 でも、人とは違う思考で1位をなんなくとってしまう人が。

 

それを考えると、一気に恐ろしくなった。

 

もう、あの人なんだなって。

一生涯を共にしてもいいって思えた人が。

 

あの引きこもりの二宮くんを家から出させたあの人。あの人の前やってたブログのことを考えると、なんでそんな女がいいのかって思わせるあの人。そんな人でもいいの!?って二宮くんに聞きたくなってしまうぐらいのあの人。

 

でも、二宮くんはあの人を選んだ。

 

だけど、私の知ってる二宮和也って、"アイドル"であって、"一人の男"ではない。

 

彼の本当の部分なんて、これっぽっちも知らないただの一ファンなんだなって。

 

それに気づいたとき、私は吹っ切れた。

 

「嵐が20周年を迎えたら自分も結婚しよう」と。

 

私はアラサー独身OLで彼氏なしである。周りがどんどん結婚していって、「私も結婚したい!」と結婚願望が出てから早3年。これといった人に出会えていない。

 

婚活パーティーは3回行った。1回目はたくさんの人と話すのに疲れて、カップリングするための用紙には無記入で提出した。2回目はカップリングしたが、一度ご飯食べて、次の約束もしたけど自然消滅した。3回目もカップリングしてご飯に行って、次に会う約束もしたけど、やっぱ無理だなと思って断った。

 

もともと新しい人間関係を築くのが苦手っていうか、めんどくさいって思ってしまうタイプなのである。それに加えて努力という言葉が嫌い。3年前から結婚したいと言い続けたが、口だけ女なので、特に何の進展もなし。3回目の人の時に結構メンタル落ちて、「もう当分婚活は休もう」と決めた。そして「今は自分のためにお金を使って、楽しもう!」と思っていた最中だった。そんな婚活への重い腰を再び上げさせてくれた。

 

何の根拠もない話だが、どうやら20周年ツアーが終わったら結婚するらしい。それなら「自担が結婚するなら私も結婚しよう」という気持ちになった。

 

こういう熱愛報道があると、少なからず担降りする方がいるらしい。私は自担への愛は変わらないし、20周年ツアーもすっごく楽しみにしている。

 

だけど、二宮くんが結婚という現実世界の契りを交わすのなら、私も現実に向き合おうと思った。二宮くんはやっぱり現実に存在したとしても、やっぱり夢の国の住人なのだ。

 

多分、こういうきっかけがなかったら、私は動かなかったと思う。もちろん、結婚するのがエライ、独身女はヤバイということではない。だけど、私は平々凡々なので、一人で生きていくには難しい。親にも喜んでほしい。老後も心配である。そう考えたら、私にとっては結婚という選択肢を選んだ方がいいのだ。ついでに、婚活で素敵な人をゲットできるように、ダイエットとか美容も頑張る。

 

そういう気持ちにさせてくれた大好きな自担、二宮くん。

 

プライベートの二宮くんのことなんて何にも知らないけど、"アイドル・二宮和也"のことなら多分あの人よりも知っている。

 

それだけでもいい。

 

そう自分に言い聞かせて、これからも二宮くんを、嵐5人を応援していきます。

 

そして、私も生涯共にしたいと思える人を探します。

 

ありがとう、二宮くん。

*1:『La tormenta 2004』の歌詞の一部

*2:2018.07.26 OA 嵐-1グランプリ